寺報にもございますが近年の地元檀信徒減少に伴い、今まで護持会費をいただいていなかった遠方の檀信徒からもご協力をいただいて護持会の運営を継続しております。護持会とはお寺を維持・管理・運営等の一部を担う檀信徒の会です。お寺に対する気持ちは人それぞれだとは思いますが、ご協力いただいている方々からはひしひしとお寺に対する熱い想いが伝わってきます。ありがたいことですし、よりいっそう400年以上歴史のあるこのお寺を護り、よりよいお寺にしていく思いがより強くなっていきます。
地方のお寺は人の都市部流入などにより、存続の危機にあるところがたくさんあります。将来的には三分の一になるのではないかという統計もあるそうです。
諸行無常を地でいく感はございますが、だからこそ仏教や禅の教えや魅力を知ってもらい、日々の生活に活かし、お寺の存在感を今以上に感じてもらうチャンスでもございます。
縁というつながりがあるから、お寺はそこに存在しているわけです。安土桃山時代から続くこのつながりという縁をこれからも大切にしていきたいと思います。