ある本を読んでいたところ、「禅と剣道」というテーマの中で刀剣に関する興味深い記述がありました。日本人にとっての刀剣と宗教性の関係についてのつっこんだ話でしたが、神社に奉納される刀剣と寺院に納められる刀剣について考えるところがありました。
神社には御神体として納められる傾向があるのだと思いますが、お寺にはいわゆる曰く付きの刀剣がよく流れ着いてきます。いわゆる妖刀と言いますか、人斬りの刀、人間の血を吸った刀です。
御神体はそれ自体が神ですので、人を殺すわけにはいきません(?)
実際に使用されることを前提としていないものではないでしょうか(?)
使用されてしまってはそれは「ケガレ」に結びつき、御神体としての機能は失われるのでしょうか(?)
脈絡が少しありませんが、日本人のお寺と神社の存在性の使い分けを少し感じるなと思いました。
正月早々、血なまぐさい話で失礼しました。