「有頂天になる」という言葉がありますが、この言葉は仏教由来の言葉です。
六道輪廻の一番最高位である天の世界。
その天で最高の境地を非想非非想処天といい、有(カタチあるセカイ)の頂点。
そこから有頂天という言葉が生まれました。
これ以上ない最高に高い位置ということですね。
謙虚さを忘れ、有頂天でありすぎるのは大人でも子供でも怖いこと。
つまずいた時のダメージは計り知れません。
仏教はその六道から放たれることを目指します。
一番高いところがいいというのではなく、世の中は円(縁)であるのですね。
なかなかに深淵であり、生き方を考えさせられます。
皆様も有頂天になりすぎないように・・・。